働き方改革の影響で新規接客にも時短の波が

社会全体に吹き荒れる「働き方改革」の風圧が、ブライダル業界にのさばる長時間労働を無視できない状況とし、企業として真剣に向き合う局面にきている。

特に新規接客において、長時間接客と圧迫セールスの現状にメスを入れ、舵を切ろうという動きが有力企業の一部で具体的に動き出している。

業界に激震が走った「内田写真ショック」が物語ること

婚礼写真の名門「内田写真」が、ドレスと式場運営を手掛けるクラウディアホールディングスに事実上買収されたニュースは耳に新しい。内田写真はいわゆる有名ホテル式場神社などのほか、時代に即してゲストハウスとも積極的に提携するなど、勝ち残り組に入る企業と目されていた。この事例によりパートナーの弱体化及び破綻リスクを想定する必要性が出てくる。しかし一方で、婚礼組数が大きく減少している会場では、パートナー企業側からの離反というリスクも考えておかねばならないだろう。パートナー企業側でも会場との組み方をよりシビアに見極める時代に入っている。

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