いかに八芳園とはいえ、一民間式場がこれだけのイベントを主催するには相当な苦労があったに違いない。ブラッド・オースティン氏の招聘に始まり、数ヶ月間に及ぶ米国側との折衝、そして会場設営および本番時には総勢約100人ものスタッフが舞台裏で運営に携わった。主催者としての"持ち出し"もかなりあったのではないだろうか。そうまでして実現にこだわった背景には、婚礼ビジネスの現状を変革していくことへの強い問題意識があったはずだ。「まず着手すべきはデザインから。そしてその鍵はプランナーが握っている」。そう語る井上義則常務に聞いた。

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